3日目も日が暮れてきました
この日の夜はみんなでお出かけです
ゲストハウスのオーナーの厚意で、現地の日本語学校を見学させてもらえることになりました
カンボジア人のアニキ(本名はソクダムさんらしい)さんがゲストハウスに来てくれました
めちゃくちゃ日本語が上手です
彼とLINEの友だちになりましたが、メッセージは日本語で、漢字を使ってきます すごい
アニキさんの案内で、アニキさん出身のスーング村にある、
アニキさんが建てたフリースクール(私立学校)へ行きました
アニキさんは別にお金持ちのおぼっちゃんというわけではなく、
トゥクトゥクのドライバーで稼いだお金で自分で語学学校へ行き言葉を学び、
ガイドや通訳をしているという努力の人
日本語、英語、韓国語が話せるとか すごい
学校を建てた、となると日本人の感覚だと高須クリニックの先生みたいな人が
広い土地にどーん、みたいなイメージだと思うけど
アニキさんの建てた学校はいたってシンプル
教室は一つ、雨を避ける屋根、机、椅子、黒板、(夜の授業の為の)ライト
日本人の大学生がこの学校を建てるのに協力しているようです
クラウドファンディングのページを見つけました
以下、クラウドファンディングページからの抜粋です
Aniki Angkor Schoolは、日本語と英語を無料で勉強できる学校です
ほとんどの子供達はパブリックスクール(国の学校)に通っています
しかしパブリックスクールでは外国語の授業がありません
カンボジアという国は外国人がたくさん訪れる観光業が盛んな国です
観光業が盛んなため外国語が話せると仕事に困りません
ですが、子供達に日本語や英語を勉強させる為には、
お金を払ってプライベートスクールに通わせないといけません
子供達の親のほとんどが農家でほぼ自給自足の生活をしているので
プライベートスクールに支払うお金はありません
Aniki Angkor Schoolの校長アニキは、
『お金がない子供たちでも無償で英語と日本語を勉強し、夢を叶えて欲しい』
ということで、自腹で自宅に学校を建て、先生を雇いました
すごい・・・
自分が豊かになって終了にはならなかった人のようです
この日は動物の名前を勉強する日だったようです
項目に”すいぎゅう”とあるのがなんともカンボジアらしい
先生が黒板に書いた文字を、生徒たちがノートに写していきます
それが終わると、先生が読み上げていくので子供たちが続きます
”ねずみ”が”ねじみ”に聞こえたりします 難しいみたいです
先生が生徒を指名して、生徒が黒板を指しながら一人で読み上げます
何人か読み上げたら時間が来て終了です
え? それで終わり? っていうか教科書が無いの?
3歳から17歳まで幅広い年齢の子どもたちが集まっていると聞きました
色んなレベルの子がいると思いますが、その中には出来の良い子もいるでしょう
このレベルで良いのか・・・と
私がひねくれているだけだけど、その内容の授業で、
お金を稼げるレベルになるには何年かかるのだと心配になりました
純粋に感動はできませんでした
じゃあお前に何ができるのだと 無職の私には何もできる事はありません
歯痒いだけです キリングフィールドよりも後味の悪い出会いでした
授業が終わって、アニキさんより自己紹介をするように言われました
えーという感じですがやらざるを得ません
無職ですが会社員と嘘の自己紹介をしました、すみません
時間も遅いので、授業終了後子供たちが帰って行きます
全員が帰るまで見送りました
授業の時は静かだったのに、終わると話しかけてくる子、
握手する子、無視して帰る子供たちはいませんでした
この子供たちの未来が明るいことを願わずにはいられませんでした
勉強するのよー 知識は力になるのよー
日本のおばさんは声を大にして言いますよ
きっとそれは日本でもカンボジアでも変わらないはずだから
自分への気合も込めて、繰り返し言いますよ
続きはこちら
カンボジア旅行 その6(4日目:アンコールワット)
カンボジア(シェムリアップ)ツアーへのリンク
航空券予約はサプライスで
カンボジア旅行 その2(1日目:往路)
カンボジア旅行 その3(2日目:シェムリアップの街を歩く)
カンボジア旅行 その4(3日目:ワットトメイ)
カンボジア旅行 その5(3日目:アニキ)⇐現在記事
カンボジア旅行 その6(4日目:アンコールワット)
カンボジア旅行 その7(5・6日目:復路(タイ経由))
カンボジア旅行 その8(体調不良)
カンボジア旅行 その9(お土産)