宿坊に戻り食堂へ向かいます
テーブルの上には名札があり自分の名前のところに座ります
18時まで数分あったのですが一人来ない方がいて、
準備の女性が「何をしているのかしら」と不機嫌
余裕を持って来ないとまずい模様
結局その女性も18時前には来たんですけどね
精進料理なので肉や魚はありません
肉・魚だけではなくニンニクやニラもダメだとか
夕食の献立は
・ごはん(白米)
・漬物
・ほうれん草の胡麻和え
・なめこ汁
・ゴマ豆腐
・黒豆
・なます
・天ぷら(きのこ、なす等)
・煮物(タケノコ、しいたけ、オクラ、かぼちゃ)
・カットフルーツ(すいか、オレンジ、キウイ)
なんかこんなに出してもらってすみませんといった感じでした
でも普通に食べさせてはくれません
食べる前に五観の偈(ごかんのげ)を唱えます
一には功の多少を計り 彼の来処を量る
二には己が徳行の 全欠を忖って供に応ず
三には心を防ぎ過を離るることは 貪等を宗とす
四には正に良薬を事とするは 形枯を療ぜんが為なり
五には成道の為の故に 今此の食を受く
箸袋に印刷してありそれをみんなで読み上げます
読み上げると言ってもお経のように読むため
最初は何も言えません 初見殺しです
その後いただきますを言い食事を始めます
ご飯はおかわりしていた人もいました
味は普通です
箸は拭いて持ち帰り、明日の朝食に使います
もらって良いらしくお土産にしました
食事の後は希望者のみ地蔵殿で院代のお話が聞けます
いつもじゃなくて、院代がいる時だけらしいです
お話を聞かずお風呂に行く通の人もいるようですが
私は聞くのをお勧めします 1時間くらいのお話でしたが、
身近な話で笑いも交えてだったので楽しく聞けました
(多分私が一番笑った)
正座もしなくて良いし
座るのがしんどい人は後ろに椅子があるのでそれを使っても良いし
笑いはありつつも、死者とのかかわり方など大事なところにも触れていて
自分に関わった亡くなった人たちを思いました
お話の後は消灯10時まで自由時間です
外の温泉に向かいました
外に出て夜空を見上げるとすごい数の星でした
一瞬ですが流れ星もキラリ
写真に残せないのが残念です
宿坊近くの(肌に良いらしい)花染の湯に行きました
混浴とのことで戸を開け視線は下で声を出す
「いらっしゃるのは男性ですか?女性ですか?」
「兄妹です、すぐ出ます」
ちょっとびっくりしたけど待つ
私の後に男性が入って行ったけど、
女性がいたけど大丈夫だったのかな・・・・?
私は兄妹さんたちが出た後で入る
まあ熱くて長湯なんかできない
奥の方に水道があったらしいが(後で調べた)
当時は気づかず頑張って100数えてあがる
肩までなんか浸かれず、お風呂に入っていた部分が赤くなっている
男性が入ってこなくてよかった
冷抜の湯、古滝の湯にも行ったけどどこも熱くて長湯なんかできない
逆に混まなくていいとも言えるけど
そうそう、どこのお湯も鍵のかかるロッカーなどはないです
最後に宿坊に戻って内風呂でフィニッシュ
洗い場にはボディソープ、シャンプー、コンディショナーがありました
脱衣所にはドライヤーもあります
部屋に戻ったのは22時ギリギリでした
だいたい旅行先で眠れないのですが
この日に限っては温泉の効果かポカポカのまま
すこんと寝ました
続きます